本日、楽天ブックスに注文していた『ジム・ロジャーズ 中国の時代』が届きました。

ジム・ロジャーズ 中国の時代



amazon

楽天ブックス

【目次】
序章　　中国潮流
第一章　投資-人民帽から小型株へ
第二章　リスク-成功という危機
第三章　企業-百花斉放
第四章　エネルギー-そんなに真っ黒ではない
第五章　輸送-道を拓く
第六章　観光-風に乗って
第七章　農業-もう投資した？
第八章　保険・教育・住宅-人民に奉仕せよ
第九章　新興の中国未来の人民共和国
付録　　中国投資関連のウェブサイト
訳者あとがき

　まだ全て読んではいないのですが、構成としては中国経済・中国投資全般についてと、個別の推奨セクター・個別銘柄についての解説となっているようです。
　ジム・ロジャーズは今までに中国株の推奨セクターとして水道事業や農業、発電、観光、航空、教育などをあげていますが、このあたりの現状やジム・ロジャーズの考えをより深く理解できそうです。
　
　中国のリスクとして、分離運動主義(イスラム圏である最西部やチベット)や地震などをすでにあげていたのはさすがだと思いました。
　(原書の出版日は昨年12月4日)
　同じP61～P62にて、その他にも数多くの中国のリスク要因をあげています。(中国についてホームワークをしている。)

　昨日、ジム・ロジャーズの著書を翻訳している林康史氏の「投資の運用スタイルを学ぶ～ 『ジム・ロジャーズ 中国の時代』の翻訳を終えて」という無料セミナーへ行っていました。
　その時の資料のジム・ロジャーズの投資スタイルについて書かれたページがよくまとまっていたので紹介させて頂きます。

投資スタイル

・ファンダメンタルズ(シナリオ・ライティング)
　→テクニカル分析・チャートは使わない。ジム・ロジャーズいわく「そんなもので儲かっている奴を俺は知らない。」

・トップダウン(長期的・構造的な変化)
→風が吹けば桶屋が儲かる”的に、セクター　→　個別銘柄と追いかけていく。

・バリュー投資(割安を買う・逆張り)
→タイミングをとるのは下手だと自分では言っている。クォンタム・ファンド時代何に投資するか決めていたのはジム・ロジャーズだが、実際に売買していたのはジョージ・ソロスだったらしい。
　ストップロスオーダーをジム・ロジャーズは使わない。


海外投資
・政治、経済がいい方向に向かっているか
・その水準は高いか(特に、皆の予想よりも高いか)
・通貨の交換性が高いか
・銘柄、商品など対象の流動性が高いか・・・


平成20年06月07日明治物産投資セミナーの資料より