農産物の中で大きく値上がりした小麦ですが長期的にはまだ伸びるようですが、短期的には調整が入る可能性があるようです。
9月19日(ブルームバーグ)
ジム・ロジャーズ氏:高値圏の小麦は購入せず-他に多くの投資機会
米投資会社ビーランド・インタレスツのジム・ロジャーズ会長は18日、上海でのインタビューで、小麦相場が過去1年で倍以上に値上がりしており、今後は小麦を買わないとの方針を示した。
小麦は商品のなかでは、今年これまでのリターンが高く、トウモロコシとの価格差は過去最大になっている。同氏の発言内容は以下の通り。
◎小麦相場と需要:
「この1年ほど農産物を買ってきた。しかし今日、小麦を買うかといえば、買わないというのが答えだ」
「小麦は最高値圏にある。最高値圏にない投資対象は多くある。綿花、砂糖、コーヒーがその例だ。投資機会は潤沢にある」
「強気相場が終わる前に、小麦は一段と大幅に上昇するだろう。しかしそのことは、小麦が調整期間中、1年も2年も下がらないということを意味していない」
◎小麦需要は値上がりの影響で鈍化するか:
「最終的にはそうなるが、小麦は代替がきかない非常に基本的な産品であるため、今すぐに起こる話ではない」
◎小麦とトウモロコシの過去最大のスプレッドは維持されるか:
「スプレッドがこれほど広がるときには大抵、何かがきっかけとなり変化するものだ」
◎商品投資:
「私は手持ちの小麦を売りはしない。商品はすべて長期投資として保有している。今後5、10、15年の保有を計画している」
最近、ジム・ロジャーズの発言は中国、商品全般などより農産物に関するものが多くなってきました。
それだけ注目しているという事でしょうか?