今回の大幅株安でジム・ロジャーズは空売りに成功したようです。
ロイター 7月6日の記事
投資家ロジャーズ氏が米金融株を売却、商品では砂糖を推奨
米有力投資家のジム・ロジャーズ氏は、米住宅市場がこの先落ち込むとみて米金融株を売却していることを明らかにした。また、商品投資では砂糖を推奨すると示唆した。
(中略)
同氏は投資家向けに講演した後、記者団に「金融機関や証券会社、投資銀行をショートにしている。また、米国を中心とする金融サービス会社や、米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報 , レポート)もショートだ」と語り、米金融セクターは今が「絶好の」売り機会だと付け加えた。
また「米住宅市場の問題は、他の国々よりもこの先長引くだろう」と述べた。
7月28日の記事
ダウ平均続落、208ドル安…1万3265ドル
27日のニューヨーク株式市場は、米経済の先行き懸念から売りが続き、ダウ平均株価(工業株30種)は、前日比208・10ドル安の1万3265・47ドルと大幅続落し、5月10日以来、2か月半ぶりの安値で取引を終えた。
ダウ平均は26日の311・50ドル下落と合わせ、2日間で519・60ドル下げた。低所得者層向け融資「サブプライムローン」の焦げ付き急増による信用不安をきっかけとした株安に歯止めがかからず、世界的な連鎖株安が続く懸念も浮上している。
うーん、凄いですね。暴落のわずか20日前ですから
日本株を含む海外株にも影響していますがどうなるんでしょうか?
ジム・ロジャーズがこの空売りをいつ買い戻すのか興味あります。
その他、ロイター記事からジム・ロジャーズの投資ヒント
・中国株については、中国株式市場で上海総合指数<.SSEC>が年初来35%以上上昇していることに触れ、過大評価されていると警告。「わたしなら現時点で中国株は買わないだろう。保有している中国株も売らない」と述べ、中国株式市場が40─50%下げた場合に「ポジションを大幅に増やす」と語った。
・商品投資では農産物を選好するとし「商品市場で新たな投資先を探すなら農業セクターに注目する」と述べた。
わたしが鉛を売るという意味ではなく、鉛はわたしにとって最も好まない商品ということだ。砂糖が過去最高値から85%下げている一方で、鉛は過去最高値を更新し、ここ数年間で600─700%上昇している」と指摘した。
【参考】
日本株砂糖関連銘柄
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【2107】東洋精糖・
【2108】日本甜菜製糖・
【2109】三井製糖