原油・航空株・アメリカ金融セクターについての見解です。
6月5日(ブルームバーグ):
ロジャーズ氏:原油の強気相場、「今後数年間は続く」-埋蔵量減少で
投資会社ロジャーズ・ホールディングスの ジム・ロジャーズ会長は5日、原油の確認埋蔵量が減少しているため、相場上昇は「今後数年間は続く」との見通しを示した。
ロジャーズ氏は同日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「大量の原油が発見されない限り、相場が1バレル当たり150ドルや200ドルまで上昇し得ることは分かっている。世界の確認埋蔵量が枯渇しつつあることは事実だ」と述べた。
ロジャーズ氏はまた、5日に世界各地の航空株を購入したとことを明らかにした。同氏は、経営破たんは航空株が底値に近づいている可能性を示唆していると指摘。「破たんは底値の兆しだ。高値の兆しではない」との見解を示した。
ロジャーズ氏は、投資銀行、特に米シティグループと米ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)のETF(上場投資信託)については売り持ちになっていると語った。同氏はシンガポールの自宅から電話インタビューに応じ「投資銀行すべてについて売り持ちになっている。どの投資銀行も困難な状況にあることは分かっている。大部分の会計報告はまやかしだ」との見方を示した。
ロジャーズ氏は、航空株に加え、スイス・フランや円、中国の人民元も投資妙味があると述べた。
引用元記事
原油が高くなれば燃料代が高くなって航空会社の負担が大きくなってきます。
以前に、「日本航空、ルフトハンザ航空、オーストリア航空といった燃料費上昇を顧客に転嫁できそうな大手航空会社を好んでいる(
参考記事)」と発言していますが、どっちかというと航空料金は世界的に低価格化の方向に進んできていたと思うのですが、価格転嫁は上手くいくのでしょうか?
そのへんについての考えを詳しく聞いてみたいところです。