昨日の「ガイアの夜明け」で、ジム・ロジャーズの気になる発言があったので記事にしておきます。
持っていた株は殆ど売りました。世界の株式市場は、さらに悪くなると見ているからです。景気の後退は2013年まで続くでしょう。
それをなんとか乗り切ったとしても、2018年か2019年には、さらなる不況が押し寄せるだろう。
2012年1月3日放送「ガイアの夜明け」より
2012年になったばかりなのに、いきなり景気後退宣言ですね。。。
同番組で、2005年に閉山寸前のアメリカの金鉱山を16億円で買った株式会社ジパングの松藤民輔さんも出演されていました。
松藤民輔さんは、元々、年俸2億円を稼ぐ外資系証券会社社員でしたが、金の時代が来ると予測し、起業して金鉱山を買ったりしたそうです。
金鉱山を買ったときの金価格は1トロイオンス420ドルが、現在は1,600ドルとなり松藤さんの予測は見事に当たりました。
しかし金鉱山の質が悪かったり、ガソリン1リットルで100メートルしか走らない150トントラックの燃油コストが上がったりで、金採掘コストが多くかかり会社は現在赤字とのことです。
見事に金価格上昇を予測したエリート証券マンの松藤さんでも、実際に金鉱山の経営をすると思いもよらないことが多くあったようです。
この話を聞いて、自分はジム・ロジャーズが資源価格上昇に乗るなら、資源関連株より資源そのものを直接買うことを推奨していることを思い出しました。
企業への投資は、資源価格上昇の他にも様々な要因を考える必要があるため難しいことを改めて認識しました。