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 人民元とアメリカ経済についての記事です。


4月8日(サーチナ・中国情報局)
人民元が基軸通貨に


 米国の著名投資家であるジム・ロジャーズ氏は米サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題に絡み、「米ドルは外貨準備に用いられる基軸通貨だが、長期的に見れば人民元に取って代わられる可能性がある」と語った。8日付で金融界が香港メディアを引用する形で伝えた。

 ロジャーズ氏はサブプライムローン問題によって米国は第2次世界大戦以降、最も深刻な不況に直面しつつあると指摘。また米連邦準備制度理事会(FRB)が進めている利下げも「ドル安とインフレをもたらす」と批判した。JPモルガン・チェースによるベア・スターンズの救済合併に対しても「マーケットの自由な規律を妨げることになる」と主張した。

引用元記事

 昨年8月にサブプライムローン問題が表面化したときも市場が楽観的ななか、ジム・ロジャーズは問題の深刻さを警告していました。
 現在ベア・スターンズの救済合併や金融機関の資本増強によって再び的市場は楽観的になってきましたが今後はどうなるのでしょうか?
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 食糧・農産物価格が上昇するというジム・ロジャーズの見通しは変わっていないようです。


3月28日(ブルームバーグ):

Inflation in the world's fastest-growing major economy soared to 8.7 percent in February when surging food prices were exacerbated by the worst snowstorms in half a century.
Pork, a staple food, almost doubled in price in the past year while soybean oil jumped 64 percent, increasing risks to social stability, Jim Rogers, investor and author of ``Hot Commodities'', said today.

 半世紀で最悪の吹雪によって食糧価格の急騰がさらに過熱した2月、世界で最も急速に成長している経済(中国経済)のインフレ率は8.7%に達しました。
 「大豆油が64%上昇した昨年の間に豚肉や主要食料品の価格はほとんど2倍になり、社会安定の危険は増しています。」とジム・ロジャーズは述べました。


``Food prices all over the world are going through the roof and so spread the risk of social unrest,'' Rogers said by phone in Singapore. ``It doesn't matter where, everybody has to pay higher prices for food and that's causing a problem.''

 「世界中の食糧価格は急上昇し、社会的不安の危険性が広がります。」とロジャーズは本日シンガポールで述べました。
 「どこにいるかに関係なく、全ての人々は食糧により高い料金を払わなくてはならない。そして、それは問題を引き起こすでしょう。」

引用元記事


【参考記事】
3月11日:(AFP)
中国の2月物価上昇率は8.7%、11年ぶりの高水準


中国国家統計局は11日、中国の2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で8.7%上昇したと発表した。中国政府が設定した今年の物価上昇率目標4.8%を上回り、11年9か月ぶりの大幅な上げ幅となった。

 上昇率が最も高かったのは食品類で、前年同期比23.3%。なかでも中国で好まれる豚肉の価格は63.4%も上昇した。対照的に、食品以外の物価上昇率は前年同期比でわずか1.6%と、比較的緩やかだった。

 2月の消費者物価上昇率が1月の7.1%を大きく上回ったことから、国家統計局は「物価上昇の加速を抑制すべく、状況を正確に見極め適切な措置をとる必要がある」との声明を発表し、冷静な対応を呼びかけた。同局によるこうした声明は異例。

引用元記事


 食糧価格の上昇も心配ですが、中国のインフレ率も凄いですね。


※2008年3月28日のブルームバーグ(英文)の記事をもとに書いています。筆者英語に自信があるわけではないのでその点も踏まえて判断は自己責任でお願いします。


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