11月04日(サーチナ):
ロジャーズ氏「今後中国では、公の場で発言しない」に困惑
昨今の金融不安のあおりを受け、米国の著名投資家、ジム・ロジャーズ氏の発言から「買い時」を探る一般投資家は多い。しかし同氏は「今後中国では、公の場で発言しないつもりだ」と「ダンマリ宣言」を発表。ロジャーズ氏は“中国贔屓”“中国通”と現地でも高い評価があり、中国現地のメディアや投資家を困惑させている。新浪網がこのほど伝えた。
ロジャーズ氏の発言は中国中央電視台(CCTV、中央テレビ)でのインタビューで飛び出したもの。中国で「中国のバブルは一体いつ来るのか」、「言うとおりに株や商品を買ったのに儲からない」、「高額のチケットを入手して講演会に行ったのに何の効果も上がらない」などという熱心な投資家たちが抱く、同氏への「恨み節」の高まりが原因と見られている。
中国の投資家がロジャーズ氏に注目し始めたのは2004年ごろ。同氏は当時低迷していた中国市況の「底」を予言、的中させて以来、中国では講演会やインタビューなどで頻繁に取り上げられ、数年間で「巷のロジャーズ信者」を激増させた。
一方、ロジャーズ氏の頻繁なメディア露出は、短期間に「一攫千金」を狙う人々の誤解も招き、「儲からない!」という不満が各地で噴出した。また、講演会場ごとに変化する発言内容も非難の対象になったという。
同氏は以前から「私は短期投資家ではないから、個々の売買のタイミングは分からないし、バブルの時期を言い当てられる保証もない」、「私の所有する中国株銘柄も、どれが“買い”の銘柄かを明かす気もない」と言及するなど、過熱するメディア報道や自身への「信仰」に対して自制を促していた。しかし事態は好転の気配を見せず、あえなくダンマリを決め込む「緊急措置」に出たという見方が強い。
中国各メディアは、ロジャーズ氏の発言後、「投資は自分自身を信じるべき。簡単な金儲けなどなく、流行や人の意見を安易に信じてはいけない。投資する前に予習していれば、慌てて株を売買することもない」という同氏の「格言」を例にとり、株式投資はあくまで自己責任で、投資家は節度ある態度をとるべき、と呼びかけている。
引用元記事
ジム・ロジャーズが中国で公の場で発言しないと発言したという事実以外は、全て憶測なのでどこまで信じていいのかわかりませんが本当のところどうなんでしょう?
ジム・ロジャーズ(に限らず有名投資家や株式評論家全て)の言うとおりにしたら損したとか、予測が外れたという声は、中国に限らず日本やアメリカなどでもあるので、それだけの理由に今更中国でだけ発言を控えますかね?
中国市場は過熱感とその反動の下落も大きかったから、反発が強かったのでしょうか?
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