1月19日(ブルームバーグ):
ロジャーズ氏:米ドルと国債への投資を懸念-中国株や資源、円を推奨
シンガポールの投資会社ロジャーズ・ホールディングスのジム・ロジャーズ会長は19日、米ドルや債券相場のほか、推奨する投資対象について以下の通りの見方を示した。香港で開かれたアジア金融フォーラムでの講演で語った。
「私ならドルについて懸念するだろうし、実際に懸念している。米国はドルを増刷している。米国はたとえそれがドル相場を破滅させることになっても、景気回復のために可能なことであれば何でもするだろう」
「国債を保有している投資家は大きな間違いを犯している。国債投資はひどい結果に終わるだろう。すべての国債を売却することを勧める」
「もうけたいのであれば、原材料や一部の商品、中国株を買うことだ。私は決して中国株を売らなかった。農業関連銘柄や電力株を買うべきだ。投資すべき対象は中国株と円、商品だ」
ロジャーズ氏は10年後には英国やマレーシアは原油輸入国になっているだろうと予想している。
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