富の不平等はピケティ氏だけでなく、これまで無数の僧侶や政治家、哲学者などが何世紀にもわたり議論してきたテーマだ。だが誰も根本的な解決策を見いだせていない。
ピケティ氏も同様だ。ピケティ氏は、資本主義は格差を生む宿命にあると指摘した。確かに資本主義にも問題もある。だが、ほかの体制に比べればましな制度だ。毛沢東やレーニンが不平等を解消しようとした時代よりも、最近の30年のほうが中国やロシアの生活水準は向上している。
(1部引用)
週刊東洋経済2015年2/28号
【参考動画】
トマ・ピケティ: 21世紀の資本論についての新たな考察
(28分)
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21世紀の資本
トマ・ピケティ (著), 山形浩生 (翻訳)
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