宝島2008年12月号にジム・ロジャーズインタビュー記事が掲載されています。
ページ数は2ページです。
宝島 2008年 12月号
ジム・ロジャーズが緊急提言!
金融危機の処方箋との次の投資
「ドル紙幣増刷による景気刺激効果は貨幣流通速度の低下によって吸収され、景気は回復しないだろう」
「米国債への投資はドル下落、金利上昇のダブルの悪影響を受ける最悪の投資だ」
「米国のような衰退国の国債なんて保有する必要はない。売却したほうがいい。そもそも、日本は日米同盟を次回の更新時に破棄したほうがいい。米軍なんて実は老朽化していて、そんなに強くないし日本を守る力もない。倒産すべき企業は倒産したほうがいい。仮に私が政策担当者なら、市場介入はしない。つまり倒産すべき企業を倒産させる。長い目でみれば、これが一番の方法だと確信している」
最後にどの分野への投資をすればいいのかを聞いた。
「コモディティ(商品)だろう。特にこれから伸びる農業分野やレアメタルなどの鉱業分野がいい。中国やベトナムなどへの投資もいいだろう。いずれにせよ、現在は歴史上大きなパラダイムシフトとなる。今までの考えは捨てたほうがいい」