10月21日(サーチナ):
ロジャーズ氏「商品」時代の到来に期待感―ロンドンで
中国の証券サイト「理財18」が21日配信した記事によると、著名投資家、ジム・ロジャーズ氏はロンドンで開催中のETF Securities会議でこのほど、商品の上昇相場は少なくとも10年は続くとの見方を示したという。
同氏は、巨額の資金がサブプライム問題に端を発する金融危機の緩和のために市場に投入されれば、物価上昇とインフレーションを招くと述べ、「商品の上昇相場は今後拡大し、しばらく続くだろう」「コモディティ相場はこれまで株式市場ほどの下落傾向はない。今後底を打った後反発するだろう」とし、商品市場への期待を示した。
ロジャーズ氏は数年前から「コモディティの到来」を予測していた投資家の1人。同氏は「他のものより安いから」と農産物に買いを入れ、「もし銅がニッケルと同レベルの下げ幅になったら、メタル購入への興味はさらに強まる」とも言及、他のメタルほど価格のブレがない銅や金の購入検討を示唆した。
「今回の金融危機は証券化というものが問題になった。いずれ投資家の関心は商品に移る」と述べ、世界的な景気低迷を長引かせている元凶に米政府を挙げ、経済の衰退や金融危機を解決する上で「重大な過ちを犯している」とした。
引用元記事
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