先日の米住宅市場問題による暴落による暴落を見事に予測し、現状空売りに成功しているジム・ロジャーズ(
参考記事)ですが、8月3日のブルームバーグ記事での彼の考えによると解決するまでにもっと状況が悪化する可能性が高いとの事で米投資銀行や住宅建設業界などの空売りも継続中とのことです。
再び世界同時株安などの原因になる可能性があるので注意しておく必要がありそうです。
8月3日(ブルームバーグ):
崩壊のサブプライム市場は「史上最大のバブル」の1つ
米国のサブプライム住宅ローンのデフォルト(債務不履行)が他の債券市場にも波及し、企業収益や買収などの阻害要因になるとの懸念が高まったことから、MSCI世界指数は先週、過去5年間で最大の週間下落率を示した。ロジャーズ会長は、今週は株価が反発したものの、損失はさらに膨らむ可能性があるとみている。
1999年に世界的な商品の上昇相場の始まりを予測したロジャーズ氏は、香港からのインタビューで「今回崩壊したのは、債券市場における過去最大のバブルの1つだ」と指摘。「これまでも現在も、わたしは米投資銀行に対して売りの姿勢を取っているし、住宅建設業界についてもそうだ」と述べた。
また、ロジャーズ氏は「世界の歴史上、資金がないのに住宅を購入できた時代はほかにない。実際には、住宅建設会社が施主のために頭金を調達するケースさえあった」とし、「つまり、今回は住宅市場における史上最悪のバブルであり、この問題を解決する過程も最悪の状況になると予想される」との見方を示した。
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