4月12日(ブルームバーグ):
ロジャーズ氏:中国では人民元投資が安全、日本航空など注目-バロンズ
14日付の米金融専門週刊紙バロンズは、投資家ジム・ロジャーズ氏が「21世紀は中国の時代になる」とし、2人の娘が中国語に堪能になるように、家族をシンガポールに移住させたと述べたと報じた。
同紙によると、ロジャーズ氏は、中国での「最も安全な投資対象」が人民元だと指摘。中国企業はニッケルなどの商品を購入する必要があり、水処理技術への投資も必要と語った。
ジョージ・ソロス氏と共同でクオンタム・ファンドを創設したロジャーズ氏はバロンズ紙に対し、米国が「同国史上、場合によると世界史上最悪の信用バブル」だったと指摘。資金不足に陥った後、JPモルガン・チェースに身売りせざるを得なくなったベアー・スターンズについては、政府の救済策を受けるべきではなかったとの見方を示した。
ロジャーズ氏は同紙に「過去何百年もの間、投資銀行は破たんを繰り返してきた」と指摘。「ベアー・スターンズのような事例は初めてではなく、世界は常にそうした事態を乗り越えてきた」と話した。
株式についての質問には、同氏は日本航空、ルフトハンザ航空、オーストリア航空といった燃料費上昇を顧客に転嫁できそうな大手航空会社を好んでいると述べた。
引用元記事
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