ジム・ロジャーズは、中国株が底だと見て買い増したようです。
4月27日(ブルームバーグ):
投資家J・ロジャーズ氏が中国株買いを積極化-「底入れ」との見方で
投資家ジム・ロジャーズ氏は、中国株が底入れしたとみて積極的に購入している。物色の対象は農業や観光、航空、教育株だ。
ジョージ・ソロス氏と1970年代にヘッジファンド「クオンタム」を共同創設したロジャーズ氏は26日、北京で開かれたセミナーで「わたしの新規資金は全額、国際商品と中国に投じられる」と語った。
ロジャーズ氏は「すべてのパニックが底のように見える」と指摘。「わたしは過去4-5週間にわたって買った。久しぶりに中国株を買っている」と語った。
中国本土株の指標、CSI300指数は、年初からの騰落率が一時マイナス 39%まで悪化。政府のインフレ抑制策が企業利益に打撃を与えるとの観測が嫌気された。同指数は、経済成長に伴う企業利益拡大を追い風に、昨年までの2年間でほぼ6倍になっていた。
ロジャーズ氏は、2008年に中国株を売るのは「大きな間違い」だと指摘。シンガポールや台湾、香港株を買ったことも明らかにした。物色対象の中国株は「今後も同国の主要産業であり続ける」観光や教育関連株だと説明。そのほかにも航空、水道、農業株などに投資したという。
さらに中国人民元相場についても強気見通しを示し、最終的には1ドル=2元まで上昇する可能性があると予想。「今後20年間にわたり大幅に上昇するため、人民元を売るべきではない」と語った。
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