2012年6月20日朝刊(日本経済新聞):
冒険投資家ロジャーズ氏 アジアから見た世界
「ギリシャはすでに破綻しており、いずれにしろユーロ離脱に追い込まれる可能性は残る。それでも欧州の財政状況は米国に比べればまだましだ」
「中国もたくさんの問題を抱えている。しかし中国の経済政策は欧米に比べればまだましだ」
「19世紀は英国、20世紀は米国、そして21世紀は中国の時代。それは明らかだ」
引用元記事(一部抜粋)
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ジム・ロジャーズ氏独占インタビュー 世界経済の行方
【日本】
日本については震災後に日本株などを買ったが今は投資しない。
ただ今後1年ほどはさらなる円高もあり得るので円は保有している。
【アメリカ】
アメリカは、今後もっとも投資に適さない場所だと思う。
ただ通貨は別格で、私は米ドルを保有している。投資に適さないのはアメリカ株と債券だ。
【ヨーロッパ】
欧州の政治家が問題を先送りし債務を肥大化させている。国債利回りの上昇はそういった事態に対する評価だ。欧州諸国の債務は膨れ上がる一方だ。エストニア以外の国々の債務は肥大化を続けさらに悪化する。
【ミャンマー】
投資の世界で、安全な投資先などない。
ただし投資を考えているならミャンマーに投資すべきだ。ミャンマーの現状は改革開放を始めた1978年と同じ状況だ。安全とは言わないが、世界でもっとも熱い投資先だ。
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