3月9日(ブルームバーグ):
ジム・ロジャーズ氏:FRBは米国債購入開始の公算、弱気相場回避へ
著名投資家のジム・ロジャーズ氏は9日、米連邦準備制度理事会(FRB)が借り入れコストの抑制を図るため、近く米国債の買い取りを開始し、それが弱気相場の回避に役立つ公算が大きいと述べた。
バーナンキFRB議長は今月7日、FRBが米景気の回復に向けて、「あらゆる可能な手段」を活用する方針を表明した。ロジャーズ氏はこの発言はFRBによる買い取りが近いことを示唆するものだと指摘。また、過去最高水準にある政府の借り入れがのちのち損失につながると予想した。
ロジャーズ氏は「各国政府が膨大な借り入れを行っている。歴史を振り返ると、そうした行動はこれまで債券市場で問題を引き起こしたし、今回もそうなるだろう」と指摘した。
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