やはりアメリカ経済とアメリカドルにてしては弱気のようです。
1月7日(ブルームバーグ):
米国は最悪のリセッションに-ドル資産売却へ
投資家ジム・ロジャーズ氏は7日、米経済はリセッション(景気後退)に向かっているとの見方を示すとともに、世界の通貨に圧力がかかっており、投資家はドルを売るべきだと助言した。
同氏はシンガポールからブルームバーグテレビのインタビューに応じ、「近年では最悪のリセッションの一つとなろう。というのも非常に多くの行き過ぎが見られるからだ」と述べた。「通貨は一段と圧迫され、世界的にインフレが高進しているなかで、われわれすべてにとって悪い状況になろう」と語った。
さらに同氏は、米国と英国政府はこれまでインフレに関してうそをついてきたと指摘するとともに、ドルとポンドに売りを出したと明らかにした。
ドルは年間ベースで2007年も前年に続き下落。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の混乱で3回の政策金利引き下げが誘発されるなか、ドルは貿易加重平均ベースで07年に8.3%下落した。エネルギーと食品価格の上昇で欧米ではインフレが高進している。
同氏は「私は今年末までにドル建て資産を解消したい。ドルには非常に大きな欠陥があり、今後何年間にもわたり強い圧迫にさらされよう」と付け加えた。
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