ジム・ロジャーズが最近また中国株を買っているようです。
2013年11月19日(WSJ.com):
著名投資家ロジャーズ氏、中国に大きな変革の訪れを予感
中国共産党中央委員会第3回全体会議(3中全会)の閉幕後、多くの人々の反応は「失望」だった。12日に発表された青写真がかなり物足りないものだったからだ。
だが、15日には土地改革や一人っ子政策の緩和策、公害対策などについてかなり踏み込んだ内容の文書が発表された。
これが著名投資家ジム・ロジャーズ氏をして「次の10年から20年にかかわる最も重要な経済イベントが北京で起こった」と言わしめた。
ロジャーズ氏は、それは特に西側のメディアがほとんど無視してきたことだと指摘している。
ジム・ロジャーズ氏は、中国に変革が近づきつつあることを感じとっている。
土地改革には農民の権利拡大が含まれている。農民は長い間、土地は自分たちのものではないと認識していたが、今や、より効率の良い生産を目指して広い土地を集められる立場になる。
食料品に多額の支出を回せる家計が増えつつある今、中国は国民の食料需要に追いつくため苦労している。
中国の農業は毛沢東以降だめになったとロジャーズ氏は指摘する。文化大革命の間、10代の若者が労働力として集団農場へ送り込まれためだ。
今回の改革への取り組みは、最後まで遂行されれば、成果を生むのにひと世代以上の時間がかかる可能性があるものの、鉄道や医療ケア、防衛分野と同様、農業は投資に値するセクターになったとロジャーズ氏はみている。
ロジャーズ氏は、たとえ中国の株式市場が崩壊しても、「こうした産業は十分好調に推移する」とみている。
同氏は08年以降で初めて、金融株を含む中国株を購入している。同氏は99年と05年にも中国株を購入していた。
中国の政治家の決意も変わったとロジャーズ氏はみている。
今回の全体会議の「最も重要な概念」は「確信がもてないときは、市場が決める」という考え方だと同氏は指摘する。国家管理下にある経済にとって、これは過去のやり方を180度転換するようなものだ。
では、なぜ新指導部が単にリップサービスで改革をうたっているのではないと判断できるのだろうか。ロジャーズ氏は、自身もよくわからないと認めた上で、これまでとは違う何かを感じていると話す。
同氏は「過去の指導部も変革を試みたが、官僚主義の壁にぶち当たった」と言う。だが今、政策立案者は「追い風を受けているように見える」ほか、指導部も「大いなる威信をかけている」と指摘する。
改革への取り組みは、中国経済はバブルだったとか、その勢いも終わると言われ続けてきた中で行われることになる。これは南北戦争後に欧州が米国について言っていたことを思い起こさせるとロジャーズ氏は言う。当時、新世界と呼ばれたアメリカ大陸はまだ野放しの田舎だと思われていた。だが、第1次世界大戦後のひと世代で、文句なしのリーダーだった英国はあっという間にその地位から転落した。
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2013年11月4日(フィスコ):
ジム・ロジャーズ氏は2日、広州市(広東省)で行われた投資フォーラムで、中国株の先行きに楽観的な見方を示した。
ロジャーズ氏は、「最近また中国株を買い入れた」と発言。「ここ5年で初めての買い場到来」だとし、今後も買い増しを続ける考えを示した。
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