1月19日(ブルームバーグ):
ジム・ロジャーズ氏:
上海と香港の不動産はバブル、価格下落も
著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、上海と香港の不動産価格は投機的な需要によって押し上げられたとし、下落する可能性があると指摘した。一方、中国経済の他の部分は「バブルになっているとは言い難い」との見解を示した。
同氏は19日にブルームバーグ・ニュースのシンガポール支局でインタビューに応じ、中国政府による融資抑制の取り組みが投機とインフレ加速を抑えるだろうと語った。
中国の70都市の不動産価格は昨年12月の上昇率が7.8%と1年半ぶりの高水準だった。不動産仲介の英ナイト・フランクによれば、香港の不動産価格は昨年、世界の主要住宅市場の中で最大の上昇を演じた。
ロジャーズ氏は「上海と香港の不動産価格は確かに、下落する必要がある」とし、「世界にバブルが存在するとすれば、上海・香港の不動産と米国債だ。これらは明らかに、大いに過大評価されている」と述べた。
中国当局は市中銀行の預金準備率を引き上げるとともに、1年物手形の金利を高めに誘導している。ロジャーズ氏は「中国はマネーを供給し過ぎ、価格が上昇し過ぎたことに気付き、ペースを鈍らせようとしている」として、「これらの措置は景気の過熱を抑えることを目的としたものだ。奏功することを祈ろう」と話した。
同氏はまた、昨年の上昇にもかかわらず中国株を売ってはいないことを明らかにした。最後に中国株を購入したのは2008年10、11月だという。一方で、世界的な株式相場上昇は、「もっと前に底固めが必要だった」ことを示しているとして、現時点では株式よりも商品投資が望ましいとの見方を示した。
引用元記事
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