ジム・ロジャーズがアリババ・ドット・コムという中国のネット関連株を購入したらしいです。
12月5日(ブルームバーグ):
ジム・ロジャーズ氏:アリババ株購入、長期保有へ-スタンダード
香港紙スタンダードは5日、投資家ジム・ロジャーズ氏が中国最大の企業間オンライン取引サイトを運営するアリババ・ドット・コムの株式を購入し、長期保有を計画していると報じた。姉妹誌イースト・ウィークの記事を基に伝えた。
それによると、ロジャーズ氏はアリババの成長見通しと経営陣を信じていると述べた。同氏はアリババのジャック・マ(馬雲)会長と会っているという。
同紙によると、ロジャーズ氏はまた、香港・中国株は「割高の水準に達した」として、「調整がなければバブルが発生するかもしれない」と語った。
引用元記事
アリババ・ドット・コム概要
■ 業務内容
B2B(企業間電子商取引)プラットフォームの提供。
■ 企業沿革
中国、世界でトップクラスのシェアを獲得している電子商取引企業。チャイナマーケットプレイス(中国国内向け)、インターナショナルマーケットプレイス(全世界向け)の2つのマーケットプレイスを運営。全マーケットプレイスにおける店舗数は360万超(2007年6月末日時点)であり、そのうち中国国内の登録数は290万。1999年、馬雲(ジャック・マー)によって設立され、現在、アリババ・ドット・コム、タオバオ、ヤフー中国、アリペイ、アリソフトの5つの独資小会社を擁する。上場時の筆頭株主は米ヤフー、ソフトバンク。
中国情報局Financeより引用
ジム・ロジャーズがネット関連株に手を出すとは驚きです。
ソフトバンクも出資している会社で、日本で合弁事業を検討ているようです。
しかし、
2007年11月13日(NIKKEI NET)
アリババドリームの狂騒
アリババ上場のうわさが世間を駆け巡ってから半年。11月6日は「アリババの日」だったといっても過言ではないだろう。香港市場の取引開始早々、個人投資家の注文が殺到してシステムがパンクし、30分間取引が停止になったほどだ。まさに狂騒の一日の始まりだ。
終値は39.5香港ドルで公募価格の2.9倍となり、香港市場の今年最大の値幅を記録した。同日の時価総額は2.9兆円にも上り、すでに米ナスダック上場済みの中国3大ポータルサイト(新浪、捜狐、網易)とオンラインゲーム最大手の盛大、そしてネット予約最大手の携程の5社合計をも上回ったことになる。
ナスダック市場で右肩上がりの株価を誇る検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)にしても時価総額は140億ドル(約1兆5000億円)だからその人気ぶりが伺える。もちろん、株価収益率(PER)も驚異の320倍を弾き出し、百度の177倍をはるかに上回った。
もちろん、これだけでも日本の投資家から見れば驚きだが、その影響はこれらの数字だけではない。今回の上場でアリババ社員のうち何百人も百万長者が誕生し、早い時期からアリババを支えてきたソフトバンクもその甲斐あって、含み益を考慮すれば自己資本比率を大きく改善できるという。まさにどこまでも続くアリババドリームだ。
引用元記事
日経のニュースなどを読むと典型的なバブル銘柄に見えるのですが、ジム・ロジャーズは経営陣と会いそれ以上の価値を見出したのでしょうか?
正直、今までのジム・ロジャーズの投資スタイルとは全く異なるので驚きというよりとまどいを覚えます。
○日中貿易の架け橋 - アリババアリババ・ドット・コム社運営
○「アリババ+ヤフーでアジアNo.1ネット企業を目指す」と孫社長PR