昨日のニュースと内容的にはほぼ同じニュースです。
10月24日(ブルームバーグ)
米国は「恐らく既にリセッション(景気後退)入りしている」
米投資会社ビーランド・インタレスツのジム・ロジャーズ会長は24日、ミラノからインタビューに応じ、恐らく米国は既にリセッション(景気後退)入りしていると述べた。
◎米経済について
「恐らく既にリセッション(景気後退)入りしていると思う」
◎ドル建て資産の売却について
「私は今後1-2年、ドル建て資産売りを続ける方針を固めている」
◎ほかの通貨について
「人民元は今後数年に2倍、3倍、4倍になっていくだろう。人民元はどのような判断基準を持ってしても極度に過小評価されている。中国政府が人民元を低く抑制していることは良くない。通貨を抑制すると、混乱を招く」
◎バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長について
「同氏はこれまで一貫して紙幣の供給を研究してきた。その人物が今や印刷機を回転させている」
◎中国株について
「バブルが形成されつつあるように見える。何かが起こり、中国株が数千ポイント下がることを望んでいる。そうなれば、買い増すことができる」
◎金、プラチナについて
「金市場には現在、巨額の投機資金が入っている。市場全体の持ち高が一方向に傾いているときは逆張りすべきだ。プラチナはもっと下落しない限り、買わない」
◎債券について
「まっすぐ動いているものは何も買いたくない。確実に債券は売りだ。債券の強気相場は2003年にピークに達している」
引用元記事
ジム・ロジャーズは今年(2007年)6月11日のインタビューで中国株について次のように言っていました。
中国の株価が今年も2倍になるようであればバブルであり、売りたくはないが、私も自分の保有する中国株を売却せざるを得ない。
ジム・ロジャーズ氏インタビュー 2007年6月 (大和証券投資信託委託株式会社)より
今年に入ってから中国株の各指数は2倍以上、ジム・ロジャーズが上記の発言をしてからでも1.5倍近く値上がりしていることから、おそらくジム・ロジャーズは中国株のバブルを警戒しているのだと思われます。
参考:中国 上海50指数
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