5月12日(ブルームバーグ):
ドル反発局面は通貨危機で終了か、株式空売りも-ロジャーズ氏
著名投資家のジム・ロジャーズ氏(66)は12日、米ドルの反発局面は新たな「通貨危機」の発生をもって終わる公算が大きいと述べた。米国株が過去9週間に34%上昇したことについては、相場下落を見越した取引を行う可能性があると付け加えた。
ロジャーズ氏はシンガポールでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、ドルの反発は投資家によるショート・ポジション(売り持ち)の解消によるものだと指摘。円の保有拡大を検討する可能性があるとし、ドルないし英ポンドよりもユーロを選好すると語った。
同氏は「通貨危機が来るだろう。今秋か来年の秋に起きる公算が大きい」と指摘。「長期間積み上げられてきた状況だ。ドルは大幅に上げたが、それは人為的につくられた上昇であり、そろそろ新たな通貨危機が発生するころだ」と語った。
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