11月12日(ダイヤモンド・オンライン):
伝説の投資家ジム・ロジャーズが語る! 「世界的な通貨危機不安が募る今、 次の本命はコモディティ市場だ
――基軸通貨であるドルの信頼が揺らぐなか、成長著しい中国の人民元が、「ドルの立場を脅かす存在になるのでは」と見る向きも多い。ロジャーズ氏自身も、以前から人民元の将来性を指摘してきた。
確かに、基軸通貨としてのドルの信用は揺らいでいる。しかしだからと言って、人民元がすぐにドルの立場を脅かす存在になるとは考えにくい。ましてや、将来ドルに代わって基軸通貨になることなど、少なくとも現時点では想像できない。
人民元は、先進国通貨のように自由に交換できないし、今後世界に開かれたとしても、限定された範囲に留まる可能性が高いからだ。人民元の将来性を語るには、20~30年先を読む必要がある。
もし現段階で、「ドルに代わって基軸通貨になり得るものは」と聞かれれば、言うまでもなくユーロだろう。
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