昨年、日経マネー誌で、「《冒険投資家》ジム・ロジャースからの手紙」という連載を執筆していた竹内浩一氏が、当時記事にしなかった日本と日本株に関するジム・ロジャーズの発言を Asia navi で記事に書いています。
12月16日(Asia navi):
ベトナムマーケットレポート(12月15日作成)
私事ながら、昨年、日経マネー誌で「《冒険投資家》ジム・ロジャースからの手紙」という連載を執筆した。
当時のシンガポールでのジム・ロジャース氏とのインタビューで、「現在のままでは日本は今のポルトガル級の国力まで落ちる可能性がある」と警鐘を鳴らしていた。
刺激的な発言だったために、日経マネー誌には掲載しなかったが、非常に印象に残る発言の一つだった。
悲観的な話ばかりになったので、良いニュースも書いておこう。
ジム・ロジャース氏は「日本には《テクノロジー》がある。特に日本の原子力発電技術は欧米よりも優れたものだ。米国の原発はスリーマイル島事故を契機に停滞した。また、欧州は環境問題で原発技術はまだまだだ。また、中国や東南アジアなど世界各国ではサンリオの《キティーちゃん》は大人気だ。これは(私の)娘たちから教えてもらった。(バブル期のように)日本市場の全ての株が上昇することは無いだろう。しかし、企業研究をすれば投資すべき銘柄はみつかるものだ」とも付け加えていた。
引用元記事(一部抜粋)
あくまで例えだと思いますが、参考に2009年のGDPを見てみますと、日本のGDPが世界第2位の5兆0688億ドルなのに対して、ポルトガルのGDPは世界第35位の2334億ドルです。
ポルトガルの経済規模は、埼玉県とほぼ同じであるとのことです。
【参考】
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