■安倍政権・日本経済について
アベは、大量にお札を刷ろうとしている。洪水のようにカネをばらまくわけだ。
当然ながらインフレが起こるだろう。アベはインフレに誘導したいと思っている。確かにマーケットはそれを好感して株価が上がっている。これは事実だが、個人的にはミステイクだという気がしている。
アベは、急速な円安を良いことだと受け止めている。
もちろん短期的には利点もあるが、長期的には日本にとって悪影響もあることを忘れてはいけない。
輸出産業もしばらくは恩恵にあずかるだろうが、輸入品の物価高からインフレ発生することもあり、市民生活への影響は大きいだろう。
経済環境にあまりに早い変化が起こると、誰かが得をしている一方で経済的損害を被っている人間もいるはずなのだ。
また2013年の世界経済の動向は、日本にとって潜在的なリスクと言える。今年後半には世界経済のつまづきがあるかもしれない。
日本は貿易大国であるから、その場合には当然その影響からは逃れられないだろう。
■日本株について
私は津波のあった3月11日以降、一貫して日本株を買っている。
個別の銘柄には言及したくないが、最近もアベが総選挙で勝つことが確実な情勢になった時点で、日経インデックスを買い増した。
今年の日経平均株価がどこまで上がるか、それは何とも言えない。
1年はとても長い期間だし、私は物事の推移を見守りながら投資の判断を下すからだ。よって、いまここで“予想”を伝えることにはあまり意味が無い。
1つだけ言えるのは、私はまだ保有している日本株を手放すつもりはないというこだ。それが10年後になるのか、もっと早い時期になるのかはわからないが
「週刊文春2013年1月17日号」より
安倍新政権についてポジティブな発言をしているわけでは無いのに、安倍政権発足で日本株についてポジティブなのは、金融緩和によって株式市場にお金が流れることを想定してでしょうか?
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