ジム・ロジャーズは中国の景気刺激策をポジティブに捕らえているようです。
11月23日(サーチナ):
ロジャーズ「内需振興策と勤労意欲が中国経済を伸ばす」
ロジャーズ氏は人民日報の取材に対して、中国経済は世界経済の重要な一部分であり、成長が鈍化するとの見方を示した。米国と関係が密接な業界では落ち込みが起こるという。
その一方で、同氏は「中国政府の4兆円元(※)の内需振興策は非常に叡智ある決断だ」と高く評価。実施されれば内需を拡大する実質的意義あるもので、関連業界を刺激し、大きな発展のチャンスをもたらすという。
※引用元記事で“円”となっているが“元”の間違いだと思われます。
引用元記事
中国の景気刺激策
2010年末までに4兆元(約57.5兆円)を投じる計画で、まず、08年第4四半期(10-12月)中に1000億元を中央から拠出。
具体的な投資対象
・低所得者層向けの賃貸住宅の建設促進
・農村のインフラ建設
・鉄道・道路建設や空港など交通網の整備
・医療・教育事業の発展推進
・環境対策
・ハイテク産業とサービス産業の発展推進
・四川大地震被災地の復興
・国民の所得増
・増値税改革による企業減税
・銀行の融資制限撤廃
参照記事
おおまかに見るとインフラ関係の整備に重点がおかれているようです。ジム・ロジャーズがすすめていた建設株への投資(
参考記事)が芽を出すことになりそうです。
ジム・ロジャーズは、2007年7月にはこういう発言もしています。
中国の投資家は政府の動向にもっと注目すべきだ。もし政府が鉄道建設に数十億投資するというなら、必ず大儲けする機会が訪れるだろう。
引用元記事
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