ロイターの記事広告で、ジム・ロジャーズのインタビューが掲載されていました。
以下は気になるところの抜粋なので、全文読みたい方はロイターサイトを直接ご覧下さい。
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○経済政策について
現在起こっている世界的な景気後退は、第二次世界大戦後最大級のものだ。米国や欧州のバブル経済がはじけ、消費が低迷に向かったことで、世界は供給過剰になっている。いまは、市場がそれを調整している段階だ。
そこへ公共投資をいくら増額しても、根本的な解決策にはならない。景気後退を長引かせるだけだ。20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で公共投資増額を発表した麻生首相の政策は間違いであり、財政均衡を目指すドイツの政策が正しいと私は考える。
○通貨について
私は「円」「スイスフラン」を継続的に買い続けてきたが、この方針を見直し、このところ購入をやめている。現在は、安値で購入した円の利益確定のタイミングを計っているところだ。円は十分高くなったと考えている。スイスフランについてはスイス政府が金融システム救済のため資本注入を決定したことから、理屈に合わない政策を行う国の通貨の継続買いはやめることにした。
○米国株について
現在米国株式が大底から反騰しているが、この上昇相場は機関投資家などの恐怖心による極端な下落の反動、つまり一時的なリバウンドにすぎない。米国は、米国債券とドルの大量発行により、将来に大きな問題を抱えている。株価の底はまだ先になるとみる。
私はつい最近、米国株を少量、空売りした。今後、米国株がさらに上昇するようなら、タイミングを計って本格的に空売りを仕掛けるつもりだ。
引用元記事
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