7月27日(ブルームバーグ):
ジム・ロジャーズ氏:
中国株は急落の公算大-昨年11月以降購入控える
著名投資家のジム・ロジャーズ氏は27日、中国株はあまりにも急激に上昇し、「急落」する公算が大きいとみられるため、昨年11月以降は購入していないと明らかにした。
ロジャーズ氏はシンガポールでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「むしろ急落した際に買いたい」と述べた。上海総合指数が11月4日以降2倍に上昇し、2008年6月以来の高値水準に達したことについて「普通は悪い兆しだ」と指摘した。
同氏は株式の代わりに、中国が経済成長を維持するために「購入が必要になる」一次産品に投資していることも明らかにした。また、中国の消費者は経済成長押し上げのために消費を拡大すべきだとするガイトナー米財務長官の発言には異論を唱え、「中国の消費者は消費を増やしている」と指摘。「中国経済がとても好調なのは、中国の消費者が大いなる貯蓄家であり投資家であることが理由だ」との見方を示した。
同氏はさらに、1988年に中国投資を開始して以来、中国株を一切売却していないとも述べた。
引用元記事
【参考】
上海総合指数
現在の上海総合指数は(2009年7月28日終値)は3438.371ポイントと、2008年10月28日の1664.925の直近最安値から2倍以上上昇しています。
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