現在、大混乱している金融市場にたいするジム・ロジャーズの市場見解です。
10月10日(ブルームバーグ):
ジム・ロジャーズ氏:米長期国債が「最後のバブル」に、円買い継続へ
米投資家でロジャーズ・ホールディングスの会長ジム・ロジャーズ氏は10日、シンガポールでのブルームバーグのインタビューで投資戦略について以下の通り発言した。
◎売りを出している取引について:
「米長期国債にさらにショートポジションを建てる計画だ。米国を中心に誰もが大規模な債券を発行しているが、これはインフレを加速させ、金利を押し上げるだろう。米長期国債が最後のバブルになる可能性がある。残りのドル建て資産を手放すために、今の上昇基調を今後も利用する」
◎買いを入れている取引について:
「引き続き円に買いを入れている。スイス・フランも購入している。スイス・フランは市場参加者が抱いているUBSが破たんし、クレディ・スイスも続くとの懸念から、パフォーマンスが良くない。誰もがスイスを心配している」
◎金融市場の見通しについて:
「市場は将来を先見している。市場は為替の混乱や高インフレ、高金利、恐らく貿易戦争を予想しているのだろう。こうした予想に基づいて市場は下降しているのである。そのほかの理由で下落しているのではない」
引用元記事
米投資家のジム・ロジャーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「極めて明らかな暴落だ」と指摘し、「市場関係者はファンダメンタルズなどお構いなく何が何でも売っている。手じまい売りを余儀なくされている」と語った。
引用元記事
PR