【ミャンマー】
ロジャーズ氏は「ミャンマーは今後20~30年、非常にエキサイティングな場所になる。中国が1978年に(改革開放に向け)大きく変化したのと同様だ」とし、「(米国の経済制裁が解かれるなどして)投資が可能になれば、ミャンマーに多大な資金を投じたい」と語った。
ミャンマーを魅力的とみるのは「中国、インド、タイという成長国に囲まれ、多大な資源を持ち、教育水準が高く規律正しい人口を抱える」一方で、「(資産価格が)非常に安い」ため。
産業別では「まず中印の需要が大きい資源部門。さらに観光関連、教育関連など」と、幅広い分野に期待を示した。
【北朝鮮・韓国】
北朝鮮も開放に向け「変化の兆しが見える」とし、「ミャンマーより難しいが、(将来性を)楽観視している」と述べた。もし南北統一が実現すれば「北の資源と安い労働力、南の資本・経営能力を組み合わせて最強国の1つになりうる」と予想。
ただ「北朝鮮の開放で韓国は恩恵を受ける」としながらも、「知識がない」として韓国投資への関心はみせなかった。
【アフリカ、南米】
地域全体として、商品市場の上げ相場が続く限りは強気だ。
中国が多大な資本を投下しており、豊かになれば市場の開放が進む。
【中東】
社会的混乱が多すぎ、戦争もあり得る。投資していないし、関心もない。
2011/12/2(日本経済新聞):
ロジャーズ氏、将来の投資先「ミャンマー・北朝鮮に関心」
より抜粋
Check | Tweet |