ザイFX!のジム・ロジャーズインタビュー記事です。
通貨について語っています。
以下は一部抜粋なので、全文は引用元のザイFX!でご覧下さい。
2011年11月07日(ザイFX!):
著名投資家ジム・ロジャーズがザイFX!に語った21世紀の最強通貨とは?
――米ドルになぜそれほど弱気なのですか?
米国は歴史的に見てもかなり高水準の国家債務を抱え、それがますます増え続けている。
これは、経済がダイナミズムを失っていく時の大きな兆しだ。そのことは歴史をたどり、国家債務と経済成長の関係を研究すれば明らかだ。
また、米国は景気対策として大量のドル紙幣を刷り続けているし、今後もそれを続けるだろう。
このことが米ドルの価値を低下させていくことは明らかだ。
――そうした意味では、日本円も下がっても良さそうですが?
日本円についてはここ何年も保有しているし、まだしばらく保有するつもりだ。私はアジアの将来に強気なので、その地域にある日本については、米国よりは強気に見ている。円高のトレンドはまだ終わっていないと思う。
ただし、やはり日本も国家債務の問題が深刻であり、長期的に日本円を保有し続けるつもりはない。いずれ日本円も、ピークをつけて下落トレンドに入る時が来るだろう。
しかし、まだその時ではないと思う。
短期的には紆余曲折あるだろうが、長期的には米ドルが下がり、人民元の価値が上がるというのが歴史的なトレンドだろう。
引用元記事(一部抜粋)
国家債務危機――ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?
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