Jim Rogers:Why He's Still Bullish on Oil
2012年7月5日(CNBC):
ジム・ロジャーズ氏がなぜ今も原油に強気なのか解説します。
(天然ガス自動車について聞かれて)
Jim Rogers:
Well, If natural gas stays this low compared to oil prices, it does give an incentive to develop natural gas-powered vehicles, and I think we are going to see more and more developments here. Is it going to end the use of oil, combustion engines? Probably not any time soon. Someday it could, but someday is a long way away.
ジム・ロジャーズ氏:
もし天然ガス価格が原油価格と比べ低いまま推移するなら、天然ガスで動く車両が普及するインセンティブとなります。我々はさらなる普及を見ることになると思います。
最後には、オイル・内燃機関の利用は終わるのでしょうか?おそらくすぐにはそうはならないでしょうが、いつかはそうなるでしょう。しかし、それはかなり先の事です。
Oilprice.com:
Do you believe natural gas prices are near to a bottom, or do you think they have further to fall?
Q:
あなたは天然ガスの価格は底値にあると思いますか?それともさらに大きく下落すると思いますか?
Jim Rogers:
U.S. natural gas is somewhere near its bottom, in my view. The problem is I expect to see serious economic problems in 2013 and 2014 in the U.S. If and when that happens, we're going to see a final panic in the markets and the economy and everything will have a crescendo and a selling climax.
We're certainly a lot closer than we were. Although, when you have a selling climax in markets, you go to levels much lower than most people believe possible and that may happen. Whatever that bottom is, it's not too far from the recent lows in natural gas.
Natural gas in many other places such as the UK are much, much higher than they are in the U.S.
ジム・ロジャーズ氏:
私は、米国の天然ガスは底値近くにあると考えています。
問題は、私の予測では2013年と2014年の米国において深刻な経済問題が発生することです。もしそれが起これば、市場・経済において金融パニックを見ること事になり、全てが大暴落するでしょう。
我々には確かにその時が間近に迫っています。市場の大暴落は、ほとんどの人々が想定する水準よりも大きいでしょう。
底がどこであろうと、天然ガスの底値は現在の低値からそう遠くはありません。
天然ガスの価格は、イギリスなど他の国々は米国と比べるとても高いです。
引用元記事(一部抜粋)
【参考】
天然ガス上場投資信託 2年チャート
天然ガスについて、以前は安値にあるからホームワークの対象にしてはどうかという発言に留まっていましたが、今回は自分の具体的な相場観を発言しています。
天然ガス自動車は、排気ガスの問題もあるためかインドやミャンマーの都市部で割りと見かけました。
天然ガスが安いままなら、経済的かつ排気ガスが少ない天然ガス自動車が普及していく可能性もあるかもしれないですね。
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