翻訳はされていませんが、ジム・ロジャーズが推薦する書籍があったので紹介させて頂きます。
【ジム・ロジャーズ推薦文】
“You must read this book if you want to understand the reality of what’s happening in the world today,” says the investor who co-founded Quantum Fund with George Soros. “I’m afraid the West is going to wake up too late to prepare for the future.”
現在、世界で起こっている事の真実を理解したいならば、あなたはこの本を読むべきだろう。
私は欧米の将来への準備が手遅れにすることを懸念しています。
Winner Take All:
China's Race for Resources and What It Means for the World
仮訳:勝者が全ての資源を独占する
著者は統計や図表を使って資源の供給に限りがあることを示す。
需要については中国の都市化の流れや同国政府が国民の生活水準を引き上げる必要性を指摘。中国がアフリカや南米諸国のインフラ整備プロジェクトに資源確保だけでなく、雇用創出、友好関係構築をうまく結び付けていることを紹介。
中国が商品の独占的な買い手になるリスクにも言及する。
買い物かごに何を入れたかを見れば、その人が分かる。
ダンビサ・モヨ氏によれば、国も同じだ。国が購入するものの内容はその国が何を必要とし、何を欲しがっているかを描き出す。
中国の近年の買い物はペルーの山中に眠る何トンもの銅、20年分のロシア産原油、アフリカと南米の肥沃な土地などだ。これほどあからさまな征服のパターンはない。中国は卓越したコモディティのバイヤーとなり、金属から食糧までさまざまな商品を買いあさるようになったと、モヨ氏は新著「Winner Take All」で指摘する。
この長い嘆きの書で驚くべきは、食糧やエネルギー、水を中国がせっせと囲い込んでいることではない。
それよりも、他の国がこれら物資が不足することをさほど心配せず、特に行動していないことの方が不可解だ。人口急増と富の拡大が今、地球の資源に未曾有の圧力をかけているというのに。
「中国は狙いを定め、実行力と先見性をもって、運命の瞬間に向けて着々と準備を進めている」と、モヨ氏は論じる。「一方、世界の他の国・地域で的を絞った協調した取り組みがなければ、何億という人間が飢饉(ききん)や紛争、あるいはもっとひどい運命に見舞われるだろう」という。
引用元記事
Bloomberg(日本語)
Bloomberg(英語)
関連サイト
Winner Take All紹介YouTube動画
大筋としては、中国をはじめとする発展途上国の経済発展によって食物・水・エネルギーなどのコモディティは世界的に不足することになるだろうというジム・ロジャーズと同じ主張のようです。
英語に自信がある方は読んでみてはいかがでしょうか
著者ダンビサ・モヨの前の本は日本語訳されているようなので、この本も翻訳されるかもしれません。
翻訳されたら読んでみたいところです。
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