時期やレンジを予測することはできませんが、円高はしばらく続くでしょう。わたし自身、円を長期保有しています。
世界最大の債務国である米国とは違い、日本は貿易黒字国で、対外純資産が世界最大、外貨準備高は第2位の規模を持つからです。
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「対外純資産」と「外貨準備高」の説明
海外の資産を売却して資金を国内に戻すリパトリエーションは円高を加速させます。円が上昇すればするほど、より多くの人が為替差損の拡大を懸念して、海外から日本に資金を引き揚げるでしょう。
一段の急騰が起こったときが私にとっては、売り時になるでしょう。
日本政府が介入を試みていることは知っていますが、成功したことはありませんし、今後もうまくいかないでしょう。政府や中央銀行よりも市場の資金規模が上回るからです。
「日経ヴェリタス 2011年10月30日号」 より
ジム・ロジャーズインタビュー記事が2ページ分掲載されています。
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